オータサン的パーカッシブ奏法



「イパネマの娘」のイントロなどで聴かれる、オータサン独特のパーカッシブ奏法を練習してみよう!!

(注意:この奏法は爪を使って指板を引っかいたり、ボディを叩いたりするので、たちまち楽器が傷だらけになってしまいます。高価な楽器や他人の楽器ではやらない方がよいでしょう。)




まずは、Cのコードを押さえながら、下図のように親指でストロークしてみよう。普通のストロークのようにオモテ=ダウン、ウラ=アップではないのでちょっとやりにくいかもしれないが、これが以下説明する二つのパターンの基本となる。










パターン1



GIFアニメ1



音符に振った番号と図版の番号を合わせて見てほしい。





親指のダウンストローク。



人差し指の爪でボディをたたく。



軽く握っている中指と薬指の第二関節あたりでボディをたたく。同時に、スナップを効かせて親指を上に跳ね上げる。



親指のアップストローク。


要するに、上で練習した親指ストロークの合間に人差し指と中・薬指でボディを叩いてパーカッションの様にリズムを刻んでやればよいのである。リズムの感じ方は3・3・2。口で唄えば「ジャッ・キッ・カッ・ジャッ・キッ・カッ・ジャッ・ジャ」といったところだろうか。
ちなみに、図の中のウクレレにヘッドが無いのは、別にスタインバーガータイプという訳ではなく、単に面倒臭かったから書かなかっただけである。気にしないでほしい。






パターン2



GIFアニメ2





パターン1の応用。一拍目ウラから二拍目オモテにかけてフレットをひっかいてギロのような音を入れる。「ジャッ・ギィィィッ・ジャッ・キッ・カッ・ジャッ・ジャ」てな感じ。



人差し指でフレットをひっかく。あまり速くしすぎないのがコツ。





メトロノームを使って最初はゆっくりとしたテンポから練習すれば、これくらいなら誰でも出来るはず。ハッタリかましてウクレレシロウトねーちゃんのホットな視線を浴びようぜ!!
「まあ、出来る人!!」

1999.5.13

redsno9@ybb.ne.jp